「認知症×デザイン」イベントに参加して学んだこと
こんにちは、釜澤です !
また記事にするのが遅くなってしまいましたが・・・
2020年1月10日に株式会社DFCパートナーズさんが企画された
「認知症×デザイントークセッション & 財布プロジェクト報告会」
に参加してきました。
前半は、「認知症の人が使いやすい財布」をテーマに
・若年性認知症の丹野智文さん
・VR認知症プロジェクトを展開する下河原忠通さん
・多摩美術大学で「ソーシャルデザイン論」の授業を担当する田中美帆さん
をゲストとしたトークセッションが行われました。
左から徳田さん(DFCパートナーズ代表)、丹野さん、下河原さん、田中さん
トークセッションの中で特に印象的だったのは、丹野さんがおっしゃられた「人の考え方をデザインする」という言葉です。
「認知症の人に合わせてモノをデザインすることも大切だが、まずは人の認知症に対する見方・考え方をデザインするべきではないか」という言葉は、
当事者の丹野さんだからこそ感じる、本質を突いたご意見だと感じました。
「人の認知症に対する考え方をデザイン・アップデートする」
これは、私たちNext Seedsが取り組みたいテーマの一つでもあります。
このテーマは非常に奥が深く、単に疾患啓発を行ったり、認知症サポーター養成講座を開催するだけでは、本質的な解決にはつながりません。
・活動の中で得られた様々な示唆から本質的な解決策を模索すること
‐例えば、VRなどテクノロジーを活用することで、参加者の皆さんによりインパクトのある体験をしていただくこと
解決策は様々かと思いますが、実体験(当事者意識)を持っていただくことが、解決策の1つになりうるのかなと、現時点で構想しています
いずれにしても、色々考えさせられる話が多く、参加して本当に良かったと思える会でした。
最後に、DFCパートナーさんは、認知症の方の「気づき」や「意見」をものづくりに反映し、商品化するというプロジェクトを進めているそうです。
このような取り組みが、今後より進むことを願っています。
DFCパートナーズ 物販事業HP https://dfshop.thebase.in/
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