若年性認知症の理解と支援の輪づくり講演会
Next Seedsメンバーの酒井です。
中野区で行われた若年性認知症に関する講演会に参加させていただいたので、当日の様子をレポートさせていただきます。
今回のお話は、若年性認知症の方と地域の支援に関する内容でした。
まずは基調講演として、DAYS BLG!の前田さんのお話から。
若年性認知症と診断された方の『就労』に関する内容でした。
私たちNext Seedsの活動の一環としても、就労支援を行う予定となっており、大変興味深いお話でした。
認知症と診断された方の中には、働くための身体的機能が十分に残っている方もいます。認知症患者だからといって、働けないわけではありません。
若年性認知症当事者さんの就労に向けて、最も大きな課題は、若年性認知症と診断された方の『就労に関する環境や体制が整っていない』ことになります。
各地域・各企業が疾患に関する理解を深めることで、働きやすさに繋がるのではないかと感じ、Next Seedsとしても、疾患啓発に取り組んでいけたらと思いました。
続いて、パネルディスカッションの内容です。
認知症当事者の奥様を抱える、ご家族のお話。
共通の趣味は音楽であり、認知症発症後も音楽を共に楽しみ、演奏会という目標を共有し練習を続けた、という内容でした。
個人のコンサートや、『注文をまちがえる料理店』での演奏など、演奏会に向けて練習する中での、病気の進行に伴う練習の苦労などについてお話されていました。
認知症発症後の演奏会の動画を視聴させていただきましたが、会を重ねるごとに演奏が上達していくことに驚きでした。
認知機能が低下していく病気でも、練習を繰り返せば上達することも可能であるということを教えていただいたお話でした。
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